2021/03/17 14:29





こんにちは。

Tide Coffeeの玉置です。

たまにはコーヒーの事を
コーヒーの精製方法について簡単に書かせていただきます。

まずはじめに、皆さんそもそも精製方法(PROCESS)ってご存知ですか?
ウォッシュド、ナチュラル、ハニー、、精製方法によって名前が存在します。
当店のパッケージにも記載されていますが、、

これって何?


私は、コーヒー豆を焙煎するようになるまで知りもしませんでした。
人生のほとんどのコーヒーをなんとなくで買って飲んでいた訳なんです。
ほとんどの方がそうだと思います。

コーヒーって調べてみると奥が深くって専門用語も多くって。。って思いますよね。。
気軽に飲めるのがコーヒーだと私個人的には思うのであまり知識の押し売りはしたくないのが本音です。

ですが、本日のお題でもある精製方法は覚えておくと好みのコーヒー豆に出会える近道になったり、生産背景を知れるなど、コーヒーをもっと身近に感じていただけるのかなと思い書かせていただきました。

知らないより知っていた方がどんなことでも得ですしね。


そろそろ本題に戻らせていただきます。

まずは、精製方法とはなんぞやというところから簡単にご説明させていただきます。

【精製】
収穫したコーヒー豆をそのまま乾燥させてもコーヒーにはなりません。
摘み取ったコーヒーの果実は、集積所に集められ、その中から豆の殻をはがし(生豆、きまめ、グリーンビーンズ)を取り出します。
このコーヒーの果実の外側の皮を除去し、種子を取り出して生豆にする工程の事をいいます。

【代表的な精製方法】
・ナチュラル
・ウォッシュド
・パルプドナチュラル(ハニー)
・スマトラ


>>ナチュラル
ナチュラルとは収穫したコーヒーチェリーをそのまま天日干しで乾燥させ、脱穀して生豆に仕上げる方法。

特徴
・大量の水を使用しない為、環境に優しくお金がかからない
・長時間乾燥による独特の甘みと風味が特徴。
・欠点豆が多い。(取り除かないと雑味の原因となる)

エチオピアなどのモカ系によく見られる精製方法。
ベリーのような熟した果実感が出るのが特徴で複雑でコクのある味に仕上がります。
時にワインのような味わいのものもナチュラルに多く見られます。


Tide Coffee取り扱いナチュラルプロセスのコーヒー豆⬇️



>>ウォッシュド
ナチュラルは乾燥のみですがウォッシュドは乾燥させる前に粘着質を水で洗い流します。

特徴
・水で洗い流す為、クリーンで均一性がある。
・欠点豆が少なく質が高い。
・大量の水で洗い流す事で出る排水による汚染。

ライムのようなクリーンで爽やかな酸味で苦味やコクのバランスもいいシンプルで飲みやすい物が多いです。


Tide Coffee取り扱いウォッシュドプロセスのコーヒー豆⬇️






>>パルプドナチュラル(ハニー)
収穫した実から果肉や粘着質を除去した後、乾燥させるナチュラルとウォッシュドの中間のような方法
粘着質の残り方によって別名で呼ばれます。

80%〜90%程残して乾燥→ブラックハニー
50%〜70%程残して乾燥→レッドハニー
10%〜20%程残して乾燥→ホワイトハニー
※粘着質を残す度合いによってナチュラル寄りかウォッシュド寄りかで味わいを変えているようです。

特徴
・大量の水を使用しない。
・ナチュラルより欠点豆が少ない。
・ウォッシュドよりクリーンさに欠ける

Tide Coffee取り扱いハニープロセスのコーヒー豆⬇️





>>スマトラ式
インドネシアのスマトラ島で採用されている精製方法で、乾燥が終わりきる前に脱穀して、生豆の状態のまま乾燥させる方法。

特徴
・乾燥工程が短く作業負担が少ない
・乾燥が完全でない為、カビなどが発生しやすく丁寧な管理が必要(もちろん出荷される豆にカビなどはありません)

スマトラ式特有の「アーシーさ」。大地のような香りとずっしりとしたコクと苦味にパイナップルやマンゴーのような酸味が特徴。
マンデリンコーヒーがその代表品種です。

Tide Coffee取り扱いスマトラ式プロセスのコーヒー豆⬇️



以上。
代表的な精製方法を解説させていただきました。


生産国や土壌、標高などで品種は別れますが、同じ品種でもプロセスが変わればその味わいは変化します。
この精製方法を覚えれば、コーヒー豆を買う際のちょっとしたポイントになりますよね。

「クリーンな味わいが好きだからウォッシュドにしよう。」とか
「環境にも優しい物を選びたいからナチュラルプロセスしよう」とか、、、
「同じエチオピア豆だけどウォッシュドとナチュラルで飲み比べてみよう」とか、、

知ってるとちょっとワンランク上のコーヒーの選び方や楽しみ方ができませんか?
ご自身で選んだコーヒーのヒストリーを感じながらコーヒータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?


長々と拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

本日も良いコーヒータイムを☕️🤙🏽


メールマガジンを受け取る

新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。